メキシコの医療制度

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海外へ旅行、短期留学やワーホリをしてきた私ですが、そういえばありがたいことに一度も海外で病院にかかったことがありませんでした。ところが車社会のメキシコではまず到着して1カ月で交通事故に合いました。。。語学学校へ向かってある青信号を渡ると1台の車が右折してきて気が付いたら下腹部に車が当たって飛ばされていました。幸い周りのメキシコ人の野次馬さんたちが車がひき逃げしないよう取り囲み、倒れた私の周りにたくさんの人がかけつけてくれ、「大丈夫?動かないで!犯人は取り押さえてるから!」「連絡先は?」「パンを食べる?」「タバコを吸いたい?」あまりスペイン語が話せないので、学校のIDを見せると誰かが親切に学校へ連絡してくれ、救急車も呼んでくれた模様。。。一瞬の事で何が何やらだったのですが、後々分かったこととしては、メキシコでは車両保険に入っていない人もいるのでひき逃げされることがある。免許はほぼペーパードライバーで基本的にお金を払えばもらえ、規則をあまり知らない人もいる。動揺している人にはパンを差し伸べる(これはメキシコ常識ですが今だに謎です)タバコも同じ理由です。当たった車はほぼスピードが出ていなかったので、膝から着地した擦り傷だけで治まったのですが、後々何かあれば困ると思い、相手の保険で病院へ行くことにしました。さて、病院へ行けば「英語の話せる先生がもうすぐ来るからね」と、現れた先生がかなり片言の英語でまたまたビックリ。かすり傷で済んだので良かったですが、これは病気できないなと思ったエピソードでした。

メキシコでは雇用主は従業員にIMSSイムス(政府系はISSSTEイステなど)という国営医療機関の保険に加入するのが義務付けられています。従業員もある程度負担しますが、日本に比べるとかなり安く、家族も被保険者として保険に入れることができます。診察、手術、検査、薬など基本的に全て無料、というと聞こえがいいですが、極端な話、死にそうでなければ予約3か月待ちなど余裕です。緊急で行っても死にそうでなければ、流血しながら何時間も待たされるということも聞きます。予約も病院が決める日時で、自分の予定を優先することができないので、融通の利く人でないとかなり難しいと思います。また悲しいことに、備品、薬やワクチンがなくなったりして予約日が延期になったり、最悪「ワクチンありません」で済まされてしまいます。これは横領や使い込み、政権が替わる時の予算打ち切りなどが影響しているのだと言われていますが果たしてどうなんでしょうか。

そんなわけで、ある程度お金に余裕がある人は私立の病院に行くことが普通ですが、手術や出産をしても病院での1泊が高いので日本のように長く入院することはありません。また風邪やお腹を壊したくらいでは普通病院へ行きません。理由は日本の数倍はするから。

また注射を家で打つのにはびっくりしました。日本人だと、医者や看護師でなければ注射なんて!!!と思いますよね?注射と言ってもお尻に打つ筋肉注射なので、だいたいの場所が分かれば良く、針をまっすぐ2,3㎝脂肪下に刺します。日本人だけの家庭や日本人一人だと、薬局へ行って少しお金を払えば打ってもらえるので、私も無縁だと思っていましたが、主人とお義母さんに「注射くらい打てなきゃだめ!」「真夜中や早朝に緊急事態があったらどうするの?」と言われ、主人のお尻を実験台に何度か練習しました。

歯科、耳鼻咽喉科などもかかりましたが、場所や有名具合によって金額もまちまちです。小児科に関しては、産まれたときから小児科の先生がチェックやケアをします。それから1歳まで毎月検診があって、食事から病気、ビタミンにワクチン、いろいろ相談することができますが、もちろんかなり出費がかさみます。また、メキシコの子供のパスポートを申請するには小児科の先生のサイン入り証明書の提出が必要です。子供の代替や離婚する親のうちどちらかが勝手に国外へ連れ出したり、誘拐を防ぐためだそう。

パスポートだけでもなく、お役所系はどこも大変です。担当する職員の認識の違いや気分によって、必要書類が違ったりして、私も結婚する時の書類、自分のお店の営業許可、労働ビザなどで苦労したのですが、日本のお役所は本当に親切で、書き方の例があったり、指定される書類も少なければ、担当職員によって言うことが違うなんてことはなく、分かりやすいのがありがたいですね。

パスポート

ワクチンはIMSS以外でも地域の保健センターのようなところで、日本のように集団ワクチン接種をやっていたりしますが、うちの娘が生まれた2018年は政権交代前で予算がなく、ワクチンがずいぶん不足していたので実費で私立の病院で受けることもありました。メキシコはワクチン接種にかなり積極的です。乳児のワクチンの種類や回数は日本とほぼ同じですが、違うのは1回に3,4種類同時に平気で打ったりします。飲むタイプ、両足、腕と4種類接種させられた時は怖くてネットで調べたんですが、アメリカでも同じ様で、何度も受けさせるより、1度に数種類終わったほうが親も子供も楽、とのことで少し安心しました。

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