イヌイットの子育てに学ぶ

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イヌイットとは、カナダ北部・北極圏などに住む先住民族エスキモー系諸民族の1つと言われています。エスキモーの中では最大の民族と言われており、日本人と同じモンゴロイドなため、顔立ちはとても良く似ています。

極寒の過酷な環境の中での子育ては、どのように行われているのでしょうか?

厳しい環境の中で生き抜く知恵

厳しい寒さの中で生活していくためには、共同体意識が大切になっていきます。つまり、みんなで力を合わせることが必要なのです。

そのため、自分のもの、という意識よりも「みんなのもの」という意識で考える慣習があるのです。

例えば、あるイヌイットがアザラシを狩ってきたとします。それを持ち帰ると当然のように皆で分け合うのです。毛皮から血液、ヒゲに至るまですべて平等に分け与えます。特に子供のいる家族には、栄養の豊富な部分を分けるそうです。

要するに集団全体が大きな家族、といった感じなのでしょう。これは、食料などが豊富でなかったり、過酷な環境の中で生きるには、一人の力ではどうにもならない時があるからです。(例えば体調を崩したときなど)みんなでシェアしあっていれば、狩りができないときでも食料を得ることができます。逆に、自分が狩りに成功したときには皆に分け与えないといけません。

 こういった共同体の中では、どういった子育てが行われているのでしょうか?

キーワードは3つ

イヌイットの子育ては3つのキーワードに表されています。

「教えない」
「叱らない」
「導く」

です。つまり、心を合わせることを重視しているということなのです。教えないのは相手を見てその気持ちを理解したうえで、真似ていくということ、叱らないのは、相手との関係性に上下をつけないこと、自主性を重んじること、導くということは、集団の考えを理解してもらい、そこに気持ちを合わせる訓練ということ、と解説されています。

 欧米の個人主義とは真逆の考え方ですね。どちらかと言えば農耕民族である日本に近いかもしれません。

戦前の日本はこういった考え方が村単位であったのかもしれません。

イヌイットが子供を注意する場合、悪い霊がおそってくるなど例えをすることがあります。これは、日本でも「なまはげ」など、鬼や精霊が行いを常に見ているなどの例えと似ていますよね。

現代日本では、どちらかと言えば個人主義・欧米化した教育が主流となっています。もしかしたら、こういった共同体意識を大切にするような教育のヒントが、イヌイットの子育てにはあるのかもしれませんね。

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